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専業主婦や主夫は保険を見直すべき?いらないとされる理由と必要な保険を解説

専業主婦や主夫は保険を見直すべき?いらないとされる理由と必要な保険を解説

「収入がない専業主婦(主夫)に保険なんて必要あるの?」そう思う方は少なくありません。しかし実際には、2024(令和6)年度 生命保険に関する全国実態調査によると専業主婦(主夫)の76.9%が何らかの保険に加入しています。いざというとき、家事や育児を担う存在を失うと家計や生活への影響は想像以上に大きいものです。

本記事では、なぜ専業主婦(主夫)に保険が「いらない」と言われるのか、その理由を整理したうえで、本当に見直しが必要なケースやおすすめの保険の種類を詳しく解説します。あなたやご家庭にとって、最適な保険の見直しを進めるヒントにしてください。

※参考:2024(令和6)年度 生命保険に関する全国実態調査|公益財団法人生命保険文化センター

専業主婦(主夫)に保険はいらないと言われるのはなぜ?

専業主婦(主夫)に保険はいらないと言われるのはなぜ?

専業主婦(主夫)は収入がないため、保険に入る必要がないと考えられがちです。しかし、家事や育児といった無償の労働には実際に大きな経済的価値があり、専業主婦(主夫)が不在になれば家庭に少なからず影響が及びます。

専業主婦(主夫)に保険が不要とされる主な理由には、収入が少なく家計への直接的な打撃が小さいことや、配偶者の収入で生活が成り立っていることなどが挙げられます。たしかに、一家の大黒柱に万が一のことがあった場合と比べれば、家計への影響は限定的に見えるかもしれません。

しかし、現実には専業主婦(主夫)が担う家事・育児・介護などは、家庭の基盤を支える重要な役割です。内閣府の調査によると、家事活動は年間250万円程度の価値があると資産されています。病気やケガで家事ができなくなり、外部サービスを利用すれば同程度の費用がかかるといえるでしょう。さらに、治療費や葬儀費用などの臨時出費が発生すれば、家計に思わぬ負担がのしかかる可能性もあります。

つまり、専業主婦(主夫)に保険はいらないとは一概に言えません。家庭を守るためにも、必要な保障を見直し、自分に合った保険を検討することが大切です。

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生命保険は不要?必要性が高い人の特徴と未加入によるデメリットを解説

専業主婦(主夫)が保険の見直しや加入が必要になるケース

専業主婦(主夫)が保険の見直しや加入が必要になるケース

専業主婦(主夫)は収入がないため、保険は不要と考えられがちですが、実際には家庭環境や経済状況によって必要となるケースがあります。特に、サポートできる家族がいない場合や貯蓄が少ない場合、または将来的な病気リスクがある場合などは、保険の見直しが重要です。

ここでは、専業主婦(主夫)が保険加入を検討すべき代表的な4つのケースを紹介します。

家事や育児を代わりに行う人がいない

家事や育児を担う専業主婦(主夫)が病気やケガで動けなくなった場合、代わりにサポートしてくれる人がいないと生活が成り立ちません。親や兄弟などに頼れない場合、民間の家事代行や育児支援サービスを利用する必要があります。

これらのサービスは高額な費用が発生するため、家計に大きな負担となる可能性があります。保険に加入していれば、入院・手術費用のほか、サービス利用料にも充てられるため、精神的・経済的な負担を軽減することができます。

家庭を支える立場として、万が一に備えて保険を検討しておくことが安心につながります。

貯金額が少ない

貯金が少ない世帯では、突然の出費に対応できず家計が不安定になるリスクがあります。専業主婦(主夫)は直接的な収入がないものの、病気やケガをすれば医療費や生活サポートのための支出が発生します。

十分な貯蓄があれば対応できますが、貯金が少ない場合は保険によって治療費や付随費用を補填することが大切です。とくに長期入院や高度医療が必要になると、予想以上の費用がかかることがあります。

日常のやりくりで精一杯の家庭ほど、専業主婦(主夫)の保険加入が安心をもたらす手段になります。

遺伝的な病気の発症リスクがある人

家族に遺伝的な病気を持つ人がいる場合、自身も発症リスクを抱える可能性があります。遺伝性疾患は慢性的な治療や定期的な通院が必要となることが多く、医療費がかさみやすいのが特徴です。心疾患や代謝異常、脳疾患などの治療には長期的な費用がかかることも少なくありません。

このようなリスクを抱える人は、早めに保険へ加入して備えることで、将来的な経済的負担を軽減できます。自分の家系や健康状態を把握し、必要な保障を見直すことが大切です。

保険外治療に備えておきたい人

先進医療や自由診療などの保険外治療は、保険適用外であるため高額な費用がかかります。たとえば、がん治療において先進的な薬剤や治療法を選択する場合、全額自己負担になることもあります。

がん保険などには、先進医療特約や治療費補助の保障がある保険もあり、これらを備えておくことで治療の選択肢を広げることができます。専業主婦(主夫)でも、家計に負担をかけずに質の高い治療を受けられるよう、最低限の保障を確保しておくと安心です。

家庭ごとに必要な保障は異なります。自分や家族の状況に合わせて、保険相談サービスなどを活用しながら最適な見直しを行いましょう。

専業主婦(主夫)が見直すべき3つの保険

専業主婦(主夫)が見直すべき3つの保険

日常の家事・育児を担う専業主婦(主夫)にとって、突発的な入院や長期療養、万が一の事態は家計と生活の両面に影響します。そこで重要になるのが、医療保険・がん保険・死亡保険という基礎的な備えのバランスです。

治療費や代行サービスの費用、葬儀や当面の生活費など、実際に発生し得る支出は多岐にわたります。各保険の役割を整理し、家計の余力と必要保障額の優先順位を明確にしてから商品を選ぶと、無駄のない見直しにつながります。

結論として、専業主婦(主夫)は三つの柱を軸に、自分のリスクと家計の耐性に合う保障を組み合わせることが重要です。

1. 医療保険:入院・手術費用への備えとして有効

専業主婦(主夫)でも、病気やケガによる入院や手術はゼロではありません。国の公的医療保険や高額療養費制度によって、自己負担額はある程度抑えられますが、差額ベッド代、交通費、治療に伴う通院費、さらには家事・育児代行サービスの利用費などは対象外となることが多いです。実際、2024年度の生命保険全国実態調査では、医療保険・医療特約の加入率が非常に高く、世帯全体で95.1%に達しているという結果もあります。

また、入院が長引けば家事代行費用がかさんでしまうこともあり得ます。専業主婦(主夫)が長期療養となった場合、その期間中の家事や育児の補填を誰かに頼る必要が生じます。医療保険の入院給付金や手術給付金があれば、こうした見えにくいコストを保険でカバーし、経済的な不安を軽減できます。

ただし保障を厚くしすぎると保険料負担が重くなるため、「最低限の入院・手術対応+通院フォロー」あたりを軸に家計を圧迫しない範囲で保険を設計しましょう。

※参考:2024(令和6)年度 生命保険に関する全国実態調査|公益財団法人生命保険文化センター

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生命保険と医療保険はどう違う?種類やどっちに入るべきかを徹底解説

2. がん保険:長期療養に備えるなら検討の価値あり

がんは治療が長期化しやすく、通院や薬物治療、放射線治療、再発・転移対応などにコストがかかります。通常の医療保険だけでは対応の幅が限られるため、がん保険はがんに特化した保障として重要な選択肢となります。

がん保険では「がんと診断されたときに一時金支給」「治療を受けた月ごとの給付」「再発・転移時の追加保障」など、がん治療特有の支出リスクに対応する設計がなされていることが多いです。特に女性の場合は乳がん・子宮がんなどのリスクも考慮すべきです。

ただし、医療保険部分と保障が重複し過ぎないように設計する必要があります。あくまでがんに特有なリスク部分を補うものとして、全体のバランスを見ながら見直すのがポイントです。

3. 死亡保険:万が一に備えておくことが大切

専業主婦(主夫)がもし亡くなった場合、直接的な収入損失はないように見えるかもしれませんが、葬儀費用、家事代行・育児代行の負担、残された家族の精神的・時間的コストなどが発生します。死亡保険でこれらをカバーできていれば、遺された家族の生活を滑らかに支えることができます。

日本の公的保障制度では、遺族基礎年金という制度があり、条件を満たす子どもがいる配偶者などに支給されます。その年金額の目安は、2025年度の例として年額831,700円に子の加算額が加わります。 ただし、この金額だけでは葬儀・家事代行・育児支援費をまかなうには心もとないことが多いです。

項目支給額目安(2025年度)
遺族基礎年金(年額)831,700円
月額相当約69,000円
子の加算(1人目および2人目)239,300円
子の加算(3人目以降)79,800円

また、公益財団法人生命保険文化センターの調査によれば、2024年時点で全生保の世帯普通死亡保険金額の平均は約1,936万円であり、やや減少傾向にあるとはいえ、死亡保障への備えとして広く採られている水準です。

死亡保険を設計するときは、まず葬儀費用・初期支出をまかなう金額を押さえ、次に家事・育児補填費用、残された家族への生活支援額を見積もります。公的遺族年金でカバーできる分を差し引いた“不足分”を保険で補う考え方が基本です。

また、子どもが小さい、共働き復帰予定、住居ローンなどが残っている場合はその分も上乗せして設定することが多いです。ライフステージが変われば必要保障額も変わるので、定期的な見直しが不可欠です。

※参考:遺族基礎年金(受給要件・対象者・年金額)|日本年金機構
遺族基礎年金を受け取る配偶者が昭和31年4月2日以後生まれの方の場合

専業主婦(主夫)の生命保険加入状況と払込保険料

専業主婦(主夫)の生命保険加入状況と払込保険料

専業主婦(主夫)の保険加入率や平均払込保険料を確認することで、家計の中でどの程度の保障を確保しているのかを把握できます。生命保険文化センターが実施した最新の全国調査(令和6年度)によると、専業主婦(主夫)の多くが何らかの生命保険に加入しており、家庭のリスク対策として一定の備えを行っていることが分かります。

ここでは、専業主婦(主夫)の生命保険の加入状況と平均保険料の実態を詳しく見ていきましょう。

配偶者の生命保険の加入状況

生命保険文化センターの生命保険に関する全国実態調査によると、専業主婦(主夫)の生命保険加入率は 76.9% に達しています。無職の配偶者でも高い割合で保障を確保していることが分かります。

ただし、世帯主や共働き家庭と比べるとやや低めの水準にあり、世帯主の加入率は85.5%、共働き(フルタイム)世帯の配偶者の加入率は84.1%でした。

保険の見直しを行う際は、こうした平均値を基準にしつつ、「入院が長引いた場合の生活コスト」「家事代行や子どもの世話にかかる費用」を加味した現実的な保障設計を考えることが大切です。

世帯区分世帯主の加入率配偶者の加入率夫婦ともに加入率
世帯主就労・配偶者無職85.5%76.9%74.1%
共働き(配偶者パート・派遣)89.7%83.6%81.6%
共働き(配偶者フルタイム)88.2%84.1%82.4%

※参考:2024(令和6)年度 生命保険に関する全国実態調査|公益財団法人生命保険文化センター

専業主婦(主夫)の保険加入は、家計の余力や将来不安への備えとして一定の役割を果たしていますが、過剰な保障によって家計を圧迫しているケースもあります。今の生活費・貯蓄・公的保障のバランスを見ながら、適正な範囲に見直すことが重要です。

配偶者の払込保険料の平均

同調査によると、専業主婦(主夫)の年間平均払込保険料(全生保)は 約11.2万円(月額約9,300円) でした。共働き家庭を含む配偶者全体の平均は 年間14万円(月額約12,000円) であり、専業主婦(主夫)はやや控えめな金額で契約している傾向があります。

配偶者の就労状況年間平均払込保険料
配偶者が無職(専業主婦・主夫)11.2万円
配偶者がパート・派遣勤務14.7万円
配偶者がフルタイム16.1万円
配偶者全体平均14万円

※参考:2024(令和6)年度 生命保険に関する全国実態調査|公益財団法人生命保険文化センター

この結果からも分かる通り、専業主婦(主夫)は家計に大きな負担をかけない範囲で保険に加入していることがうかがえます。一方で、家計支出に占める保険料の割合が高すぎると、長期的な家計運営を圧迫する可能性もあるため、保障内容とコストのバランスを定期的に確認することが欠かせません。

また、家族構成やライフステージの変化によって、必要な保障額も変化します。たとえば子どもの進学や住宅ローン完済など、大きなライフイベントのタイミングで保険の見直しを行うと、ムリ・ムダのない保障プランを維持しやすくなります。

専業主婦(主夫)が保険を見直す時のポイント

専業主婦(主夫)が保険を見直す時のポイント

専業主婦(主夫)が保険を選ぶ際は、「どんな保障をどこまで備えるか」を明確にすることが大切です。家計を支える収入源が配偶者に集中している家庭では、支出バランスを崩さずに、万が一の備えを整える必要があります。

ここでは、専業主婦(主夫)が保険を見直すときに押さえておきたい3つのポイントを紹介します。

自身が受けられる公的保障を把握しておく

専業主婦(主夫)は、会社員や公務員と比べて公的保障が少ないと思われがちですが、実際にはいくつかの制度で一定のサポートを受けることができます。代表的なのは、高額療養費制度・遺族年金・障害年金の3つです。

公的保障制度内容備考
高額療養費制度1カ月の医療費に上限を設ける年収370〜770万円の世帯で約8〜9万円程度
遺族年金配偶者や子どもに支給される年金年額831,700円+子1人あたり239,300円(3人目以降79,800円)
障害年金病気やケガで働けなくなった際の補償障害等級に応じて支給額が変動

高額療養費制度では、医療費が高額になった場合、所得に応じて1カ月あたりの自己負担額に上限が設けられています。例えば、標準的な所得水準の世帯(69歳以下、年収約370万〜770万円程度)では、1カ月の自己負担上限は80,100円+(医療費-267,000)×1%となります。これにより、医療費負担の急増を防ぐことができます。(※参考:高額療養費制度を利用される皆さまへ|厚生労働省保険局

また、遺族年金は、万が一の場合に遺族(18歳未満の子のいる配偶者など)へ支給される制度で、2025年度の遺族基礎年金は年額約 831,700円(1カ月あたり約69,000円)、さらに子ども1人につき 239,300円(3人目以降79,800円)の加算があります。(※参考:遺族基礎年金(受給要件・対象者・年金額)|日本年金機構|遺族基礎年金を受け取る配偶者が昭和31年4月2日以後生まれの方の場合)

このように、公的制度で一定の保障を受けられるため、まずは「どこまで国の制度で補えるか」を把握したうえで、足りない部分を民間の保険で補うのが合理的です。公的保障を前提にした保険見直しは、無駄な支出を抑える有効な手段になります。

家計を圧迫しない手頃な保険商品を選ぶ

保険を選ぶ際は、「家計の負担にならずに続けられるか」を基準に考えることが重要です。専業主婦(主夫)の場合、主な収入源は配偶者の給与であるため、世帯収入に見合った保険料を設定する必要があります。

無理なく保険を続けるには、まず家計の年間支出に占める保険料の割合を確認しましょう。 「年収の5〜7%以内」 に収まるのが目安といわれています。複数の保険商品を比較し、同じ保障内容でも保険料が安くなるプランを選ぶと、無理のない見直しが可能です。

また、年払い・一時払いを選ぶ場合は支出が集中しないよう、支払い月を調整するなどの工夫も有効です。

保障内容は最小限にとどめる

専業主婦(主夫)の保険を考える際は、「すべてに備える」のではなく、「必要な範囲に絞る」ことが大切です。特約を付けすぎると保険料が高騰し、家計を圧迫してしまう原因になります。

まずは、基本保障(入院・手術・死亡など)のみで見積もりを出し、どの程度の保険料がかかるかを確認します。その上で、不足している分だけを特約で補う形にすれば、無駄のない設計になります。

たとえば、医療保険の場合は「入院・手術給付金」だけをベースにし、がんや先進医療への特約はリスクに応じて追加するのが効果的です。死亡保険も、葬儀代や一時的な家事代行費用など“必要最低限の支出”をまかなえる範囲にとどめましょう。

また、ライフステージが変化すれば必要な保障額も変わります。子どもの独立、住宅ローン完済、配偶者の退職など節目のタイミングで定期的に見直すことが、過不足のない保険維持につながります。

専業主婦(主夫)の保険見直しのまとめ

専業主婦(主夫)の保険見直しのまとめ

専業主婦(主夫)の保険は、「収入がないから必要ない」と考えられがちですが、家庭を支える重要な存在として、病気やケガ・万が一の際に家計へ及ぼす影響は決して小さくありません。医療費の自己負担、家事や育児の代行費用など、見えないコストを想定したうえで、必要な保障を見直すことが大切です。

保険の見直しでは、「公的保障でどこまでカバーできるか」「貯蓄で対応できる範囲」「民間保険で補うべき部分」を明確に分けることがポイントです。

また、自分自身だけでなく、配偶者の保険内容や保障額も合わせて確認し、世帯全体として十分な保障が確保されているかを見直しましょう。もし最適な保障額やプラン選びに迷う場合は、保険相談サービスを活用するのも有効です。

最終的に重要なのは、「なんとなく入っている保険」ではなく、「自分や家族の暮らしを守るための保険」にすることです。専業主婦(主夫)としての役割や家庭の状況に合わせて、定期的に見直しを行い、家族全員が安心できる保障設計を目指しましょう。

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